定期預金と普通預金は引き出しやすさが違い、使う予定のない資金かどうかで預け先が変わります。
特定の金融機関を推奨するものではありません。金利・条件は記事公開時点のものであり、変更される場合があります。
「定期預金」と「普通預金」は、どちらも銀行の預金の種類ですが、まとまった資金ができたときにどちらに預けるか迷うことがあります。どちらも預金保険制度の対象という基本的な保護の仕組みは共通していますが、引き出しやすさと金利の付き方が異なります。この記事では2つの預金の違いを客観情報で整理し、確認しておきたい3つのポイントで切り分けます。なお、具体的な金利水準の比較は扱っていません。各行の金利・条件は変更される場合があるため、具体的な内容は各金融機関の最新の案内でご確認ください。
「定期預金」と「普通預金」は、そもそも何が違うのか?
2つは「どちらがお得か」ではなく、引き出しやすさが違います。
引き出しやすさの違い
普通預金は、いつでも自由に入出金できる預金とされています。定期預金は、あらかじめ預け入れ期間を決め、満期日まで原則として引き出さないことを前提とした預金とされており、満期前に引き出す場合は中途解約扱いとなり適用金利が低くなる場合があるとされています。自由に引き出せるか、期間の制約があるかが分かれ目になります。
金利の違いの傾向
普通預金は金利が変動することが多く、一般的に低めに設定されているとされています。定期預金は、普通預金より高めの金利が設定される場合が多いとされていますが、預け入れ期間や金融機関によって水準は異なります。金利が固定されるか変動するかも違いの一つです。
| 比較の観点 | A:定期預金 | B:普通預金 |
|---|---|---|
| 引き出し | 満期まで原則制限 | いつでも自由 |
| 金利の傾向 | 普通預金より高めの場合が多い | 低めで変動することが多い |
| 中途解約 | 可能だが適用金利が下がる場合がある | 該当なし |
| 向いている資金(該当しやすい例) | 当面使う予定のない資金 | 生活費等、随時使う資金 |
表のとおり、Aは「使わない前提で預ける」預金、Bは「いつでも使える状態で置いておく」預金です。比較すべきなのは金利の高さだけではなく、その資金をいつ使う予定があるかです。
定期預金と普通預金、どちらに預けるかを確認する3つのポイント
ポイント1:その資金をいつ使う予定があるか
最も判定力の高いポイントです。当面(数ヶ月〜数年)使う予定のない資金であれば、定期預金で金利を確保しやすいとされています。生活費や急な出費に備える資金は、普通預金に置いておくことで必要なときにすぐ引き出せます。
ポイント2:緊急時の予備資金が別に確保できているか
生活費の数ヶ月分等、緊急時に使える予備資金が普通預金に確保できている場合は、残りの余剰資金を定期預金に振り分けやすいとされています。予備資金が十分でない場合は、先に普通預金での確保を優先することをすすめる考え方もあります。
ポイント3:中途解約の可能性をどの程度想定しているか
満期前に資金が必要になる可能性が低いと見込める場合は、定期預金のメリットを活かしやすいとされています。資金使途の見通しが立ちにくい場合は、普通預金に置く、または預入期間の短い定期預金を選ぶ等の方法もあります。
3つのポイントで見る、定期預金が向いている人・普通預金のままでよい人
定期預金への預け入れを検討してよいのは、次のような場合です
- 当面使う予定のない余剰資金がある
- 生活費とは別に緊急時の予備資金を確保できている
- 満期まで引き出さない見通しが立てやすい
普通預金のままでよいのは、次のような場合です
- 生活費や急な出費に備える必要がある
- 緊急時の予備資金がまだ十分に確保できていない
- いつ資金が必要になるか見通しが立てにくい
どちらか迷った場合の決め方
迷った場合は、ポイント2(緊急時の予備資金が確保できているか)を先に確認することをおすすめします。 緊急予備資金を普通預金で確保したうえで、残りの余剰資金を定期預金に振り分けるという順番が、後から資金繰りに困りにくい進め方とされています。
預け入れを決める前に、先にやっておくこと
- 家計の数ヶ月分の支出を目安に、緊急予備資金の金額を確認する
- 検討している金融機関の定期預金の金利・預入期間の条件を公式サイトの最新情報で確認する
- 中途解約時の適用金利の条件をあわせて確認する
- 預金保険制度(1金融機関あたり1人1,000万円までの保護等)の対象範囲を確認しておく
よくある質問
Q. 定期預金は中途解約できますか?
A. 多くの場合、中途解約は可能とされていますが、適用金利が下がる場合があります。具体的な条件は各金融機関の最新の案内でご確認ください。
Q. 普通預金と定期預金、両方に預けるのは一般的ですか?
A. 用途に応じて資金を振り分け、両方を併用することは一般的な選択肢の一つとされています。
Q. 定期預金の金利はどこで確認できますか?
A. 各金融機関の公式サイトで最新の金利・預入期間の条件を確認できるとされています。本記事では具体的な金利水準の比較は扱っていません。
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執筆者情報
本記事は、お金カテゴリ(お金に関する意思決定を扱う記事)の執筆方針に基づき、断定的な結論や特定の金融機関の推奨を避け、読者自身が判断基準を持てるようになることを目的として執筆しています。特定の金融機関を推奨するものではなく、個別の資産運用判断に対する助言を行うものでもありません。実在の監修者は現時点でいないため、執筆方針の明記のみを行っています。また、個人の体験談を結論の断定材料として用いていません。各金融機関の金利・条件は変更される場合があり、適用の可否は個々の状況によって異なります。具体的な検討にあたっては、各金融機関の最新の案内をご確認ください。本記事に広告(PR)リンクは含まれていません。

