株式投資と投資信託、どちらから始めるか|選び方の3つの基準

個別株と分散ファンドを示す抽象イラスト お金

株式投資と投資信託は値動きの単位と分散度合いが違い、少額から分散したいかで選び方の基準が変わります。

投資は元本が変動し損失が生じる可能性があります。特定の銘柄・ファンドを推奨するものではなく、本記事は個別の投資判断に対する助言を行うものではありません。

投資を始めようと考えたとき、個別の企業の株式を買うか、投資信託を買うかで迷うことがあります。どちらも株式市場に関わる投資ですが、値動きの単位や分散のしやすさの仕組みが異なるとされています。この記事では両者の違いを客観情報で整理し、これから始める場合の選び方の基準で切り分けます。なお、具体的な銘柄名や過去の運用実績は扱っていません。

株式投資と投資信託は、そもそも何が違うのか?

両者の違いは「どちらが儲かるか」ではなく、値動きの単位と分散の仕組みです。

値動きの単位の違い

株式投資は、個別の企業の株式を単位として売買する仕組みとされています。その企業の業績や個別の出来事によって価格が大きく動く場合があるとされています。投資信託は、複数の銘柄をまとめて1つの商品として売買する仕組みとされ、個別企業の影響が分散される傾向があるとされています。価格が何を基準に動くかが異なります。

分散のしやすさの違い

株式投資で複数の企業に分散するには、それぞれの銘柄をまとめて購入する資金と判断が必要になるとされています。投資信託は、1つの商品を購入するだけで自動的に複数の銘柄に分散される仕組みを持つものが多いとされています。分散に必要な手間と資金が異なります。

比較の観点 A:株式投資 B:投資信託
値動きの単位 個別企業の業績・出来事の影響を受けやすい 複数銘柄をまとめた影響を受ける
分散のしやすさ 複数銘柄を自分で選び購入する必要がある 1つの商品で分散される場合が多い
銘柄選びの手間 個別企業の分析・判断が必要とされる 運用方針に沿って自動的に銘柄が決まる場合が多い
向いている場面(該当しやすい例) 特定の企業を応援・注目したい場合 分散を重視し、銘柄選びの手間を減らしたい場合

表のとおり、Aは「個別企業に注目して投資する」ことに向いた仕組み、Bは「分散を重視し、銘柄選びの手間を減らす」ことに向いた仕組みです。比較すべきなのはどちらが得かではなく、銘柄選びにどこまで時間と判断をかけられるかです。

株式投資と投資信託を選ぶときの3つの基準

基準1:個別企業の分析に時間をかけられるか

最も判定力の高い基準です。企業の業績や事業内容を調べて個別に判断したい場合は、株式投資のほうが向いているとされています。銘柄選びにかける時間を減らし、分散された形で保有したい場合は、投資信託のほうが対応しやすいとされています。

基準2:少額から分散して始めたいか

投資信託は、商品によっては100円単位等の少額から購入でき、1つの商品で分散が図られているとされています。株式投資で複数の企業に分散するには、銘柄ごとに購入資金が必要になるとされ、まとまった資金が必要になる場合があります。

基準3:値動きの大きさをどこまで受け止められるか

個別企業の株式は、その企業固有の出来事によって価格が大きく動く場合があるとされています。投資信託は複数銘柄に分散される分、個別企業の影響が和らぐ傾向があるとされていますが、市場全体の変動の影響は受けるとされています。

3つの基準で見る、株式投資が向いている人・投資信託を検討してよい人

株式投資が向いているのは、次のような場合です

  • 特定の企業の業績や事業内容を調べることに関心がある
  • 個別企業の値動きを自分で追いかけたい
  • 銘柄選びに時間をかける余裕がある
  • 応援したい企業・業界が明確にある

投資信託を検討してよいのは、次のような場合です

  • 銘柄選びにかける時間を減らしたい
  • 少額から分散した形で始めたい
  • 個別企業固有の値動きのリスクを抑えたい
  • 投資初心者で、まずは仕組みに慣れたい

どちらか迷った場合の決め方

迷った場合は、基準1(個別企業の分析に時間をかけられるか)を優先することをおすすめします。 両方を併用すること自体は一般的で、基本的な資産形成は投資信託で行い、関心のある企業には少額だけ株式投資をする、というように使い分ける方法も選択肢の一つです。

株式投資・投資信託を始める前に、先にやっておくこと

  • 投資は元本が変動し損失が生じる可能性があることを理解する
  • 証券口座を開設する証券会社の取扱商品・手数料を公式サイトの最新情報で確認する
  • NISA制度等の対象になるかを金融庁・各金融機関の案内で確認する
  • 少額から始め、無理のない金額で継続することを検討する

よくある質問

Q. 株式投資と投資信託はどちらがもうかりますか?

A. 運用成果は市場動向や個別の銘柄・商品によって異なり、どちらが有利とは断定できません。投資は元本が変動し損失が生じる可能性があります。

Q. 投資初心者はどちらから始めるべきですか?

A. 一概には言えませんが、銘柄選びの手間を減らし分散された形で始めたい場合は投資信託が、特定の企業に関心がある場合は株式投資が、それぞれ選択肢として案内される傾向があるとされています。

Q. 株式投資と投資信託を同時に持つことはできますか?

A. 制度・証券会社によって扱いは異なりますが、両方を保有すること自体は一般的とされています。具体的な組み合わせ方は利用している証券会社の最新の案内でご確認ください。

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執筆者情報

本記事は、お金カテゴリ(お金に関する意思決定を扱う記事)の執筆方針に基づき、断定的な結論や特定の銘柄・ファンドの推奨を避け、読者自身が判断基準を持てるようになることを目的として執筆しています。特定の金融商品を推奨するものではなく、個別の投資判断に対する助言を行うものでもありません。実在の監修者は現時点でいないため、執筆方針の明記のみを行っています。また、個人の体験談を結論の断定材料として用いていません。投資は元本が変動し損失が生じる可能性があり、運用成果を保証するものではありません。具体的な検討にあたっては、各社の最新の案内をご確認ください。本記事に広告(PR)リンクは含まれていません。

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