投資を始める前に、使える金額・使う時期・値動きへの受け止め方の3つを先に決めておくことが基準です。
特定の金融商品・金融機関・証券会社を推奨するものではありません。投資は元本が変動し損失が生じる可能性があります。
投資を始めようと思っても、何から手をつければよいか迷うことがあります。証券会社の口座を開く前に、金融商品の種類を比較する前に、まず自分自身について決めておくべきことがあるとされています。この記事では、投資初心者が口座開設の前に決めておきたい3つのことを客観情報で整理します。なお、具体的な金融商品の選定や個別の投資判断は扱っていません。
商品を選ぶ前に、なぜ自分について決める必要があるのか?
投資には、どの商品を選ぶかという比較の前に、自分がどれだけの金額・期間・値動きを受け入れられるかという前提があります。この前提を決めないまま商品を選ぶと、値動きが生じたときに当初の方針を保てず、短期で売却する等、長期の視点を前提とした商品の特性を活かせなくなることがあるとされています。
商品選びが先行しやすい理由
広告やニュースで特定の商品・銘柄の情報に触れる機会が多いため、商品選びから投資を考え始めやすいとされています。しかし、どの商品が「自分に合っているか」は、自分の金額・期間・値動きへの受け止め方が決まって初めて判断できる性質のものです。商品の比較は、自分について決めた後の工程です。
投資を始める前に決めておきたい3つのこと
1つめ:投資に回せる金額をいくらにするか
最初に決めるべきことは、生活費とは別に、なくなっても生活に影響しない範囲の金額をいくらにするかです。投資は元本が保証されておらず、価格変動により損失が生じる可能性があります。生活費や近い将来に使う予定のある資金を投資に回すことは避けたほうがよいとされています。
2つめ:その資金をいつ頃使う予定か
投資に回す資金を、何年後に使う予定があるかを決めておくことも重要とされています。当面使う予定のない資金であれば、価格変動の影響を時間で吸収しやすい長期の運用を検討しやすくなります。近い将来に使う予定がある資金であれば、値動きの小さい商品や、現金での保有も選択肢になります。
3つめ:価格が下落したときにどう受け止めるか
投資する以上、価格が一時的に下落する局面は避けられないとされています。下落時に動揺して売却してしまうか、長期の視点で保有を続けられるかは、事前にある程度イメージしておくことで判断がぶれにくくなります。自分がどの程度の値動きまで許容できるかを、始める前に考えておくことをおすすめします。
3つのことを決めた後に行う工程
- 決めた金額・期間・値動きへの受け止め方をもとに、つみたて投資枠・成長投資枠等の制度や、債券・株式等の商品の比較に進む
- 複数の証券会社・金融機関の手数料体系やサービス内容を比較する
- 少額から始められる制度・商品がないかを確認する
- 最初から大きな金額を投じず、少額から始めて値動きへの感覚をつかむことも選択肢の一つです
よくある質問
Q. 投資はいくらから始められますか?
A. 金融機関や商品によっては少額から始められる場合があるとされています。具体的な最低金額は各金融機関・商品の最新の案内でご確認ください。
Q. 何の商品から始めるのがよいですか?
A. 本記事では特定の商品を推奨していません。自分の金額・期間・値動きへの受け止め方を決めたうえで、商品ごとの特性を比較することをおすすめします。NISAや債券・株式の違いについては、あわせて下記のリンク先の記事もご確認ください。
Q. 投資と貯蓄、どちらを優先すべきですか?
A. 本記事は投資を始める前提に立った内容を扱っており、貯蓄と投資のどちらを優先するかは、生活費の確保状況等、別の判断軸によります。
あわせて読みたい
NISAの選び方|つみたて投資枠と成長投資枠、どちらを優先するか — 3つのことを決めたら、NISAの枠の選び方もあわせてご確認ください。
債券と株式、どちらを選ぶ?判断を分ける3つの基準 — 商品の比較に進む際は、債券と株式の違いもご確認ください。
執筆者情報
本記事は、お金カテゴリ(お金に関する意思決定を扱う記事)の執筆方針に基づき、断定的な結論や利益の保証を避け、読者自身が判断基準を持てるようになることを目的として執筆しています。特定の金融商品・金融機関・証券会社を推奨するものではなく、個別の投資判断に対する助言を行うものでもありません。実在の監修者は現時点でいないため、執筆方針の明記のみを行っています。また、個人の体験談を結論の断定材料として用いていません。市場環境・各制度の条件は変動するため、具体的な検討にあたっては、各金融機関の最新の案内をご確認いただくか、ファイナンシャル・プランナー等の専門家へご相談ください。本記事に広告(PR)リンクは含まれていません。

